「キャー!!!!
夜のジェットコースター怖っ!!!」


「それが楽しいんだろ!」


「もちろん!!」


夜のジェットコースターは思ったよりも怖かった。
特に急降下する時は闇に落ちるようで。
遊園地は明るいのだけれど、月夜の仕業なのか、そこだけ真っ暗で。


「この暗さ、月夜の仕業でしょー!!」


「今更気づいたのかよ。」


「きゃあー!!!
やばい怖いっ!!!」


話す余裕などないくらい怖い。
隣の月夜はかなり楽しそうだった。


「後で覚えてろよー!!!」


私は悔しくて、そう叫んだ。