「さっきショッピングがどーのって言ってたから、今日は夢希の買い物に付き合ってやるよ。」


「…。」


こいつ…なんで絵里を誤解させたくせに上から目線なんだよ……。


「そうと決まればさっさと行こうぜ!」


「え、ちょっと引っ張らないでよ!」


月夜は私の腕を掴むといきなり走り出した。


「は、早いから!!
追いつかないから!!!」


「おっせぇぞ!!」


「月夜が早いんだって!!」


そんな感じで、私たちはショッピングをすることになった。


そんな様子を私の大好きな人が見ているとも知らずに───……