だが、運命を変えなければいいだけの話。

ただじっと、死ぬ運命の奴らを待ってるのがつまんねえ俺は、運命を変えない程度に、ターゲットで遊んでやることにしている。


しかも……



「お前は特殊だからな。
じっくり遊んでやれそうだ。」


夜中だったこともあり、夢希はぐっすり眠っていた。


「……んーっ……もう食べられない…むにゃ…。」


こいつ……見てる夢まで色気ねえな…。

ま、そこが面白いんだけど。
俺はクスッと笑いながら、夢希の寝顔を見つめた。