私はいつのまにか
眠っていた

目をあけると朝日が入ってくる

昨日閉め忘れたカ―テンを「あい」は閉めにいく
光なんていらない


ねぇ…
これが夢なら早く覚めて
心の中で何回も願った思いをあいは口にしてみる

…夢なわけない

わかっていたのに…

虚しさが心の中で広がってゆく


なんでいなくなったの…?

そんな問いかけを
あいは何度も心の中で
繰り返す


私のこと好きじゃなかったのかな…

考えれば考えるほど
嫌なことを考えてしまう…

ボ―っとしていたあいは学校あることをようやく思いだす

…学校なんていきたくない
カズのいない学校なんて…

そんな思いを抱えながらも、あいは曇った表情で学校に行く準備を始める