「あの……私、かなり恥ずかしかったんだけど?」
友田と自分の間に腕を入れ、距離を作ろうと努力しても、ビクともしない。
「綾さ、そろそろ慣れてくれない?」
「慣れません。だいたい自分の立場分かってる?どんな噂が──」
言葉の続きを言わせてもらえなかった。
話の途中だった為に開いていた私の口内へ意図も容易く侵入を果たす友田の舌は、勝手知ったるとでも言うように、縦横無尽に動き回る。
悔しいけど……知り尽くされてる。
キスだけで体がトローンと蕩けるなんて、友田と会うまで知らなかった
ここがどこで
私がどんな格好で
すぐ傍の扉の向こうに人がいる
そんなことどうでも良くなるくらい気持ちいい
「……んっ」
カクンと力の抜けた膝。
それをしっかり抱き止める友田の腕。
一層密着した体
廊下の端まで響く息遣い
友田と自分の間に腕を入れ、距離を作ろうと努力しても、ビクともしない。
「綾さ、そろそろ慣れてくれない?」
「慣れません。だいたい自分の立場分かってる?どんな噂が──」
言葉の続きを言わせてもらえなかった。
話の途中だった為に開いていた私の口内へ意図も容易く侵入を果たす友田の舌は、勝手知ったるとでも言うように、縦横無尽に動き回る。
悔しいけど……知り尽くされてる。
キスだけで体がトローンと蕩けるなんて、友田と会うまで知らなかった
ここがどこで
私がどんな格好で
すぐ傍の扉の向こうに人がいる
そんなことどうでも良くなるくらい気持ちいい
「……んっ」
カクンと力の抜けた膝。
それをしっかり抱き止める友田の腕。
一層密着した体
廊下の端まで響く息遣い

