「俺はさ、男の携帯を見てしまう女の子は、嫌いじゃないんだ。
そいつの事を知りたいって気持ちが理性を越えてるってことでしょ?その探究心は、愚かすぎてかわいい」
「愚かでかわいいって、矛盾してる」
小説家の言葉は難しい。
「ソイツの事なら愚かにさえなれる実直さの話。
俺はさ、一緒にいたいって素直に言ってくれたから、俺のために理性を越えて愚か者にもなってくれるのかなって期待しちゃったってわけ」
「……試したってこと?」
「違うよ。電話はホントに待ってた相手」
何だか全然納得できない。
眉間にシワがよるのが自分でもわかる。
そんな私の頬を優しくひと撫でする友田の顔はなんだか嬉しそう。
「綾はいつでも優等生だよ。悪くない。だけど、俺の事でその優等生の顔が崩れるところが見たいってだけ。
ベッド以外でね」
「……っ!」
そいつの事を知りたいって気持ちが理性を越えてるってことでしょ?その探究心は、愚かすぎてかわいい」
「愚かでかわいいって、矛盾してる」
小説家の言葉は難しい。
「ソイツの事なら愚かにさえなれる実直さの話。
俺はさ、一緒にいたいって素直に言ってくれたから、俺のために理性を越えて愚か者にもなってくれるのかなって期待しちゃったってわけ」
「……試したってこと?」
「違うよ。電話はホントに待ってた相手」
何だか全然納得できない。
眉間にシワがよるのが自分でもわかる。
そんな私の頬を優しくひと撫でする友田の顔はなんだか嬉しそう。
「綾はいつでも優等生だよ。悪くない。だけど、俺の事でその優等生の顔が崩れるところが見たいってだけ。
ベッド以外でね」
「……っ!」

