【続】恋愛のやり直し方

「興味ないなんて……そんな。今だってどうしたら一緒にいれるかなって考えてたの。

……いい案浮かんでないけど」






確かにおざなりな返事はしたけど……興味ないなんて誤解されるなんて。



「ぷっ。そんなに膨れっ面しないでよ。

一緒にいたいなんて綾にしては珍しくて舞い上がっちゃったから、もっとって欲張っちゃったの俺が」



「……意味わかんない」



時々友田の言ってる事が分からない事がある。



それは、彼が会話をするとき、一歩も二歩も先を読んでいるからなのだろう。






「綾、俺の電話の相手聞かないよね？なんで？気にならない？」




「気にならないって訳じゃないけど、聞いても分からない人だろうし……」



「世の中には携帯の中身をチェックする女が多いっていうのに、綾は一生やらないだろうね」



確かに、他人の携帯の中身をみたいと思った事はない。


見たところでお互いに嫌な気持ちになるのは目に見えてるし、人に見られたくないものも、あると思う。