前を向き何事もなかったように運転をする友田の顔を、チラチラと盗み見る。
そんな私の視線に気づいていなハズなのに、友田は沈黙を通す。
「あのさ・・・・・・聞かないの?」
遂に沈黙に耐えられなくなった私が口を開いた。
「うん。聞かない」
「え・・・・・・」
思いもかけない返事に、息を吸うのも忘れて変な声が出た。
そんな私を横目でチラリと見て、プっと吹き出した友田。
「ぷっ。どこから声出てるの」
「だ、だって・・・・・・」
顔が一気に真っ赤になっていくのが自分でも分かる程頬が熱い。
みっともない所を好きな相手に見せたくないってのは、いたって普通の感情だと思う。
散々、みっともない所を見せてきた私にとっては今更だけど。
「もう。いつもなら聞くでしょ?だから――」
「綾、それじゃあ意味がないんだ」
完全なる逆ギレな私の言葉を遮って、穏やかに話し始める友田。
そんな私の視線に気づいていなハズなのに、友田は沈黙を通す。
「あのさ・・・・・・聞かないの?」
遂に沈黙に耐えられなくなった私が口を開いた。
「うん。聞かない」
「え・・・・・・」
思いもかけない返事に、息を吸うのも忘れて変な声が出た。
そんな私を横目でチラリと見て、プっと吹き出した友田。
「ぷっ。どこから声出てるの」
「だ、だって・・・・・・」
顔が一気に真っ赤になっていくのが自分でも分かる程頬が熱い。
みっともない所を好きな相手に見せたくないってのは、いたって普通の感情だと思う。
散々、みっともない所を見せてきた私にとっては今更だけど。
「もう。いつもなら聞くでしょ?だから――」
「綾、それじゃあ意味がないんだ」
完全なる逆ギレな私の言葉を遮って、穏やかに話し始める友田。

