言い終わってから、少し刺々しい言い方になってしまったと後悔した。
気まずくなって俯く私の顔を屈んで覗き込む友田。
そしてクスリと笑い、私の顎に手をあて持ち上げる。
…え?
上を向いた瞬間、チュッと落ちてきた啄むようなキス。
何があったのか理解する前に離れていった。
ただ呆然と突っ立ったままの私の頬をムニュっと摘まみながら再び笑う友田。
「意味分からないんだけど」
考えるより先に言葉が出ていた。
そんな私にもう一度チュッとキスをする友田。
さすがに2度目のキスは、すぐに反応することができて、友田の胸をトンと叩いて抗議する。
「意味分からないって言ってるんだけど?」
「ごめんごめん。
でもさ、嬉しかったの。綾が俺に怒りを素直にぶつけただろ?そんなこと今まで無かったし、俺との間に壁作らなくなったんだなって思えたら、ついキスしたくなったの」
「それは……だって、ナオが勝手に帰るって決めちゃうから」
「うん。綾はお母さんが心配だったんだろうけど、大丈夫だよ。だって、紺野さんは医者だろ?」
気まずくなって俯く私の顔を屈んで覗き込む友田。
そしてクスリと笑い、私の顎に手をあて持ち上げる。
…え?
上を向いた瞬間、チュッと落ちてきた啄むようなキス。
何があったのか理解する前に離れていった。
ただ呆然と突っ立ったままの私の頬をムニュっと摘まみながら再び笑う友田。
「意味分からないんだけど」
考えるより先に言葉が出ていた。
そんな私にもう一度チュッとキスをする友田。
さすがに2度目のキスは、すぐに反応することができて、友田の胸をトンと叩いて抗議する。
「意味分からないって言ってるんだけど?」
「ごめんごめん。
でもさ、嬉しかったの。綾が俺に怒りを素直にぶつけただろ?そんなこと今まで無かったし、俺との間に壁作らなくなったんだなって思えたら、ついキスしたくなったの」
「それは……だって、ナオが勝手に帰るって決めちゃうから」
「うん。綾はお母さんが心配だったんだろうけど、大丈夫だよ。だって、紺野さんは医者だろ?」

