【続】恋愛のやり直し方

静まり返った室内に突如響く友田の声。


あまりに突然で何がなんだか理解できずに固まっていると、クスリと笑いながら体を起こす友田





「お、起きてたの？」



「うん？そりゃあ起きるでしょ」


「もしかして、起こしちゃった？ごめんなさい」




昨日まで現行に向かい合ってて殆ど睡眠が取れてなかった友田



せっかく寝ていたのに起こしてしまったのは、申し訳ない。


もう一度「ごめんなさい」と言うと、フワッと微笑んだ。




その顔にドキドキする
そして慈しむような視線を私に向けながら友田の右手が私の頬を包む。


さらに早くなる鼓動と熱くなる顔。



あぁ、いつになったらいちいちドキドキさせられなくて済むようになるんだろう。




そんな私の気持ちを知るはずもない友田は、少し掠れた声で





「で？何か話があったんだろ？」


「えっ？な、なんで……？」





なんで分かったの？と言いかけてやめた。