「いやぁ。参ったな。決して怪しいもんじゃないんだよ。
雅ちゃんとは古い付き合いでね。しばらく日本を離れていたから、綾ちゃんとは初対面になるかな?」
母の名前は『雅子』
確かに古い母の友人は雅ちゃんと呼ぶけれど……
昔よく忙しい母に変わって年賀状の宛名書きをしたけれど、『紺野』という名前に記憶がない。
相変わらずガシガシと髪を掻くそれは、この人の癖なんだろうか。
ぼんやりとその様を見つめていると、「お袋さんに確認してみれば?」と友田が言う。
「……うん。そうしよっかな」
「あぁ、それがいい。雅ちゃんに聞いてもらうのが一番安心するよね」
ウンウンと大きく頷いた紺野さんは、あっという間に私たちの横を通り過ぎ病室へと向かって歩き出していた。
雅ちゃんとは古い付き合いでね。しばらく日本を離れていたから、綾ちゃんとは初対面になるかな?」
母の名前は『雅子』
確かに古い母の友人は雅ちゃんと呼ぶけれど……
昔よく忙しい母に変わって年賀状の宛名書きをしたけれど、『紺野』という名前に記憶がない。
相変わらずガシガシと髪を掻くそれは、この人の癖なんだろうか。
ぼんやりとその様を見つめていると、「お袋さんに確認してみれば?」と友田が言う。
「……うん。そうしよっかな」
「あぁ、それがいい。雅ちゃんに聞いてもらうのが一番安心するよね」
ウンウンと大きく頷いた紺野さんは、あっという間に私たちの横を通り過ぎ病室へと向かって歩き出していた。

