痛っ。っと額に手を充てて友田を見ると、フッと優しく微笑み、チュッと鳥が啄むようなキスをひとつ落とした
たった一瞬のことなのに、どうしてこの人の言動の全てがこんなにも私をドキドキさせるのだろう……なんか悔しい。
トクンと大きく跳ねた心臓と、カーっと赤くなる頬。
まるで10代の少女のような自分の反応に恥ずかしさは倍増。
こういう自分の反応を目の当たりにするたび、自分が離婚歴まである人間だということを忘れてしまう。
まるで初恋の真っ最中の少女のような気持ちになってしまう。
三十路目前の女が何を言うか。と自分に突っ込む。
「相変わらずコロコロ変わる表情が可愛いんだけど、それは、俺に行くのを阻止して欲しくてやってるの?」
私を引き寄せ、耳元で囁く。
「だから、それが──」
私をドキドキさせるの。という言葉は、友田の唇によって阻まれた。
「んっ……」
意図も簡単に侵入してきた友田の舌に、口内をかき混ぜられる。
熱を帯びていく口内と、白くなる頭。
カクンと膝から崩れ落ちる。
たった一瞬のことなのに、どうしてこの人の言動の全てがこんなにも私をドキドキさせるのだろう……なんか悔しい。
トクンと大きく跳ねた心臓と、カーっと赤くなる頬。
まるで10代の少女のような自分の反応に恥ずかしさは倍増。
こういう自分の反応を目の当たりにするたび、自分が離婚歴まである人間だということを忘れてしまう。
まるで初恋の真っ最中の少女のような気持ちになってしまう。
三十路目前の女が何を言うか。と自分に突っ込む。
「相変わらずコロコロ変わる表情が可愛いんだけど、それは、俺に行くのを阻止して欲しくてやってるの?」
私を引き寄せ、耳元で囁く。
「だから、それが──」
私をドキドキさせるの。という言葉は、友田の唇によって阻まれた。
「んっ……」
意図も簡単に侵入してきた友田の舌に、口内をかき混ぜられる。
熱を帯びていく口内と、白くなる頭。
カクンと膝から崩れ落ちる。

