【続】恋愛のやり直し方

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重ねられた友田の手をやんわりとどけて、ベッドから出て、携帯を取りに行く。




すでに切れてしまっていた携帯の着信を確認すると





「あ……」





『立花さん』の文字。





どうしたんだろう?


ふと時計を見ると、みんなが目覚めるくらいの時間だ。




何かあったのかもしれない。と、迷わず発信を押していた。





Rurururu……




『もしもし綾?』


「はい。おはようございます。電話ごめんなさい。何かあったんですか?」



『綾、ちょっと出てこれる?朝散歩しよう』



電話口の向こう側でブーンとバイクの音がした。




同時に反対の耳から同じ音がする。




「え?もしかして近くにいます?」



『うん。綾の家の前。アイツの車の前』



一度私の前と言って、わざと『友田の車の前』と付け加えた立花さん。




友田がいることは承知してると伝えたかったのだろう。



『アイツと迎えた朝の顔なんて見たくないんだけどさ、今しか時間とれなくて。しばらく日本を離れることになったんだ。だから、最後に綾と話がしたい』



「……わかりました。すぐ用意するので土手のところで待っててもらっていいですか?」




『うん。分かった。ありがとう』



立花さんがなんの話があるのか分からないけど、しばらく日本を離れると言っていた。



この機会を逃したら、もう会えないかもしれない。




立花さんに、ちゃんとお礼を言ってなかったし、向き合えた私を、ちゃんと報告もしたい。