【続】恋愛のやり直し方

どうか、聞き取れていますように……



恥ずかしすぎて、2度も言えない。





祈るような視線を友田に向けると、困った顔の友田




それは、聞き取れなかったからなのか、聞き取れたけど返事に困っているのか……どちらなんだろう。






「綾、ごめん。も一回言って」



「……」




返事に困っていた訳じゃないんだと安心するのもつかの間、もう一度「帰らないで」なんて、どんな顔して言えばいいの?



恥ずかしすぎる。






カーっと耳たぶまで熱くなる。



バクバクと爆発寸前の心臓。




まるで初めて告白する少女のようだ






息苦しさえ感じ始めて、もう何かを考えることもできない。




そんな私の尋常じゃない緊張を救ったのは──





やっぱり友田だった。






私の手にそっと乗せられた友田の温かい手。



そこからジワジワと伝わってくる友田の温かさ。



それに比例して緊張がふっと緩んでいく。



そして、これ以上ないほど甘い声で囁く




「言って……綾」