【続】恋愛のやり直し方

友田は色々な場面で私を隣に座らせる。


食事の時も向い合わせではなく隣に座る。


その方が近くに感じるらしい。


確かに距離はぐっと近づくけど、慣れないせいか、気恥ずかしくなる。




不機嫌な理由が分かってホッとしながら隣に座ると「じゃあ食べようか」とご機嫌な声がかかる。




「いただきます」



「どうぞ」



大皿から何品か小皿によそって渡す。



渡された皿のおかずをパクっと大きな口でどんどん食べていく。




その気持ち良いくらいの食べっプリに、自分が食べることも忘れてしばし見入ってしまった。




決して少食ではないけれど、

この人、こんな感じだったっけ?と首を傾げる。




そんな私に気づいたのか「なに?」といっぱいご飯が入った口で聞いてくる



その姿も以外だ。




食事のマナーは、今思えばさすが一流旅館の息子だと思わせるほど完璧だったハズ。




目の前には間違いなく友田なのに、私の知らない友田が多すぎて軽く混乱する。