【続】恋愛のやり直し方

だけどきっと彼は私の謝罪を許してはくれないだろう。

あくまでも自分が悪いと言い張るだろう。




でも、こんな甘やかされ方私の為にならない。




居心地のいいその胸から自分を奮い立たせる。



「ダメ。ちゃんと私の事も責めてよ。

私がちゃんとナオに確認してればこんな事にならなかった。

それに、父親のことだって、ちゃんと話してればナオに余計な気を使わせずにすんだんだもん」



まっすぐに友田の瞳を見つめる。



「綾、少し変わったね」


「え?」


「その成長が誰の影響なのかなんて考えたくもないけど」



ムスっとした顔。


たぶん、立花さんのことを言ってるんだ。

確かに、逃げてばかりいてはいけない。って教えてくれたのは立花さんだ。