言ってることはとても甘いのに、切なく聞こえる彼のかすれ声に、気持ちは一気に受け入れる体制へと変えていた。
「ありがとう。綾……」
首筋を辿る唇に、体温が一気に上昇する。
身体は不思議だと思う。
その唇が触れる度、身体中の神経がより敏感になっていく気がするから。
「綾……」
まるでうわ言のように私の名前を口にする。
「ナ……オ……」
それに答えようとする私の声もまた、途切れ途切れになっていて、彼の耳にまで届いているのか分からない。
あぁ、この瞬間があるなら他の事なんてどうでもいいのかもしれない……なんて気持ちが心の端の方に生まれた頃ーー
ピンポーン
「………」
「………」
ピンポーン
ピンポンピンポン
ピポピポピポ……
甲高いその音に、二人同時に動きを止めた。
一瞬の間があって、まるで、何も無かったかのように再び動き始めた私たちを、どこかで見ているんじゃないかって思うほどタイミング良くなり始めた尋常じゃないチャイム
「ありがとう。綾……」
首筋を辿る唇に、体温が一気に上昇する。
身体は不思議だと思う。
その唇が触れる度、身体中の神経がより敏感になっていく気がするから。
「綾……」
まるでうわ言のように私の名前を口にする。
「ナ……オ……」
それに答えようとする私の声もまた、途切れ途切れになっていて、彼の耳にまで届いているのか分からない。
あぁ、この瞬間があるなら他の事なんてどうでもいいのかもしれない……なんて気持ちが心の端の方に生まれた頃ーー
ピンポーン
「………」
「………」
ピンポーン
ピンポンピンポン
ピポピポピポ……
甲高いその音に、二人同時に動きを止めた。
一瞬の間があって、まるで、何も無かったかのように再び動き始めた私たちを、どこかで見ているんじゃないかって思うほどタイミング良くなり始めた尋常じゃないチャイム

