【続】恋愛のやり直し方

心底安堵したような友田の声と、発せられた言葉に違和感。



まるで私の帰りを待っていたように聞こえる。



そんなわけない。

友田は実家の家業を継がなくてはいけなくて、本意か不本意かは別として、私の存在が彼にとって『目の上のコブ』になっていたのではなかっただろうか?





だからこそ私はこれ以上友田が苦しまなくていいように自ら身を引いた……つもり。




なのに、友田が傷ついた顔をし、私の帰りを待っていた?



「あのーー」





腑に落ちなくて、逸らしていた顔を友田の方へと向けると、頬にあてられていた手はとても器用に後頭部へと移動しそしてグイっと引き寄せられた。



そして、あっという間に塞がれていた唇。




キスされていると気付くまでに少しの間があったと思う。



まるで人形のように固まった私の開けっぱなしの瞳に映った至近距離の友田の顔



ピリピリと触れられた唇から全身に電気が走る