「1時間経っても来なかったら帰るから」
「……はい」
カチャっとドアロックが解除される。
降りなくてはならない状況に、重たい体と気持ちを社外へ引きずり出す。
行かなくてはダメなのだろうか……
この期に及んでまだ決心が固まらない。
「ここで待ってるから」
そんな私の心の中をすっかりお見通しな立花さんは最後通告のように促す。
大きく行きを吐いて一歩踏み出す。
見上げた建物はどこまでも静かなのに、私の心にチクリチクリと痛みを与えている。
「はぁー」
あり得ない確率ではあるけれど、どうか友田がいませんようにと願いながらエントランスへと入る。
なぜ、今ここに来ているのかーー
立花さんとルームサービスを食べんあ柄の会話が始まりだった。
「そういえば、いつ引っ越してくる?」
私の体調に気を利かせてくれた立花さんは、『中華粥』を持ってきてくれた。
それが、思いの外体の中にやさしく入り込み、2杯目をお茶碗によそっている時だった
「……はい」
カチャっとドアロックが解除される。
降りなくてはならない状況に、重たい体と気持ちを社外へ引きずり出す。
行かなくてはダメなのだろうか……
この期に及んでまだ決心が固まらない。
「ここで待ってるから」
そんな私の心の中をすっかりお見通しな立花さんは最後通告のように促す。
大きく行きを吐いて一歩踏み出す。
見上げた建物はどこまでも静かなのに、私の心にチクリチクリと痛みを与えている。
「はぁー」
あり得ない確率ではあるけれど、どうか友田がいませんようにと願いながらエントランスへと入る。
なぜ、今ここに来ているのかーー
立花さんとルームサービスを食べんあ柄の会話が始まりだった。
「そういえば、いつ引っ越してくる?」
私の体調に気を利かせてくれた立花さんは、『中華粥』を持ってきてくれた。
それが、思いの外体の中にやさしく入り込み、2杯目をお茶碗によそっている時だった

