【続】恋愛のやり直し方

「……うん」



「あれ?もっと喜んでくれるのかと思いました」




立花さんの反応が思ってたものと違ってて、少しだけ拍子抜けした私は、思わず大喜びしてくれるだろうと、期待してた事を口にしてしまった。




それを、聞いて苦笑する立花さん。



「……いくらなんでも明らさまには……な?」



「あ、そ、そうですよね。私ったら厚かましい……すみません」



はっとした。
自惚れるにも程がある。



立花さんが私ごときにそこまで喜ぶわけないのに。





穴があったら入りたい。



耳たぶが熱い。
きっと顔は火が出るほど赤いハズ。



「違うよ」

「へっ?」





ガックリと項垂れる私の頬をムニッと摘ままれる。


痛みはない程の力加減だけど、突然の事にピクンと、身体が跳ねた。




「だから、あんまりガキみたいに喜んで綾に引かれたら困るなって……。

あぁ!もういいだろ?全部言わせるなよ」