【続】恋愛のやり直し方

ため息しか出ないその下着を眺めること数分、今身に付けているものを再び身に付けるか、この下着をつけるか……の選択をした結果、仕方なく斎藤さんからの紙袋をつかんでバスルームへ向かった。



立花さんの用意してくれたお部屋は、部屋の広さと調度品の感じからグレードの高めなんだと思っていたけど、




バスルームの扉を開けた瞬間、目に飛び込んできた陽の光に目が眩んだ。


そっと目を開けると、目の前に広がるい一面のガラス窓




その先にある一面の海




見渡す限り対面する建物がなく、誰かに覗かれる心配はないとはいえ、この状態では落ち着かない。




せっかくの窓に、ブラインドをひいてお湯を張る



その間に隣のシャワールームに入り、熱つめのシャワーを頭から一気にかける。



体が一気に温まると、幾分頭がスッキリしてきた。そして、自分の状況を考えられるようにもなる。





私、どうしてここにいるんだろう……




立花さんの車に乗って斎藤さんの店を後にした後、到着したのは、ニュースで時々目にする料亭だった。