別人、とまではいかないけれど、自分では絶対使わないような鮮やかな色に、気分が上がっていくのが分かる。
そんな私に気づいた斎藤さんはクスクス笑う。
「綾ちゃんのそういう素直なところ大好きよ。それにね、未開の地を開拓するようでやり甲斐があるもの」
「……ありがとうございます」
誉められてるんだか、貶されてるんだか……
ムスっとした私と、手は動かしながらクスクス笑い続ける斎藤さん
「自分をもっと大事にしてあげなさい。他人は裏切るけど、自分は裏切らないでしょ?手をかけてあげればそれだけきれいになって返ってくるわよ?
あたしが教えてあげる。綺麗になるって素敵なことよ」
「はいできあがり」と肩を叩かれて、顔をあげると、フワフワとした柔らかな少女のようなイメージの私がいる。
こんな自分、見たことない。
「綾ちゃんは柔らかいイメージなの。だけど、あんまり甘くし過ぎると単なる若作りになっちゃうから、所々に大人色をのせて引き締めて、艶っぽさも出しといたからね」
そんな私に気づいた斎藤さんはクスクス笑う。
「綾ちゃんのそういう素直なところ大好きよ。それにね、未開の地を開拓するようでやり甲斐があるもの」
「……ありがとうございます」
誉められてるんだか、貶されてるんだか……
ムスっとした私と、手は動かしながらクスクス笑い続ける斎藤さん
「自分をもっと大事にしてあげなさい。他人は裏切るけど、自分は裏切らないでしょ?手をかけてあげればそれだけきれいになって返ってくるわよ?
あたしが教えてあげる。綺麗になるって素敵なことよ」
「はいできあがり」と肩を叩かれて、顔をあげると、フワフワとした柔らかな少女のようなイメージの私がいる。
こんな自分、見たことない。
「綾ちゃんは柔らかいイメージなの。だけど、あんまり甘くし過ぎると単なる若作りになっちゃうから、所々に大人色をのせて引き締めて、艶っぽさも出しといたからね」

