力なく首を横に振る私に苦笑した斎藤さん。
「この前ね、久しぶりに友田ちゃんが店に来たの。うちに来る前にも飲んでたみたいでね。
あんなに飲んでる友田ちゃん初めてだったから、冗談で『綾ちゃんに捨てられたの?』って言ったのよ。
そしたらね、『その方が何十倍も楽だ』なんて弱々しい声で言うもんだから、店が湿っぽくなるから帰れって追い出してやったの」
「えっ……」
どんなにお酒を飲んでも酔わない友田が、そんな姿を見せたってことは、相当飲んでいたのだろう。
それに、滅多に自分の弱さを見せない彼。
もしかしたら、斎藤さんに救いを求めて行ったのかも知れないのに。
それを追い出したって……
じゃあその後、友田はどうしたのだろう?
「綾ちゃん。心配?」
「……そりゃあ…」
「あのね、男にそんな甘いこと言ってちゃダメなの。もっと強くなくちゃ綾ちゃんのこと守ることなんてできないでしょ?」
「でも…もとはと言えば私が……」
原因を作ったのは私。
「この前ね、久しぶりに友田ちゃんが店に来たの。うちに来る前にも飲んでたみたいでね。
あんなに飲んでる友田ちゃん初めてだったから、冗談で『綾ちゃんに捨てられたの?』って言ったのよ。
そしたらね、『その方が何十倍も楽だ』なんて弱々しい声で言うもんだから、店が湿っぽくなるから帰れって追い出してやったの」
「えっ……」
どんなにお酒を飲んでも酔わない友田が、そんな姿を見せたってことは、相当飲んでいたのだろう。
それに、滅多に自分の弱さを見せない彼。
もしかしたら、斎藤さんに救いを求めて行ったのかも知れないのに。
それを追い出したって……
じゃあその後、友田はどうしたのだろう?
「綾ちゃん。心配?」
「……そりゃあ…」
「あのね、男にそんな甘いこと言ってちゃダメなの。もっと強くなくちゃ綾ちゃんのこと守ることなんてできないでしょ?」
「でも…もとはと言えば私が……」
原因を作ったのは私。

