【続】恋愛のやり直し方

そんな私を優しく見守ってくれる斎藤さん。



優しく背中を撫でる手は、まるで母親にそうされているようで、更に涙を誘う。




少し前まで人前で泣くことができなかった私。


だけど、今は素直にその人に甘えるように泣くことができる。





これからはもっと……






「お客様のプライベートなことを他言しちゃいけないんだけどね、あなたと友田ちゃんはお客様だと思ってないから言うわね。


あなた達に何があったのか知らないし、それについて何が言うつもりもないんだけど、二人は今のままで幸せなの?」




涙もひとしきり流し終え、心に落ち着きが戻ってきた頃、斎藤さんが言いにくそうに切り出した。




私と友田の幸せ……





そんなこと今は分からない。

だけど、今は選択を誤ったって思いたくなかった。

だって、少しでも隙を作ればたちまち前に進めなくなってしまう。




私と友田の間にある障害は、二人の気持ちだけでは乗り越えられるものではない。