【続】恋愛のやり直し方

なぜかプリプリと怒り出す斎藤さん。



「あのね、綾ちゃんの周りにいるいい男達は、どうしてあなたを選んで寄ってきてると思うの?

それは、あなたが『いい女』だからでしょ?もっと自信持ちなさい。友田ちゃんも立花ちゃんも、ウチのお店の子達だってキャーキャー言っちゃうのよ?

あの二人の横を歩きたいって思ってる人間がこの世に何人いると思ってるの」




「……はい」





私を諭すように話ながらも、手は止まらず器用に毛先を巻いていく。



あっという間に巻かれていく髪を鏡越しに眺めながら、私にも腑に落ちないそのことについて考える。



友田も立花さんも、斎藤さんの言う通り『いい男』だと思う。



彼らの隣を歩きたいって気持ちもわかるし、それを望む人はたくさんいるだろう。




それに比べて、私。



容姿は……普通よりも地味
性格だって内向的だし、ネガティブ。


他にも誇れるもの……ない。