【続】恋愛のやり直し方

吹き出しそうになるのを必死でこらえる私を察したのか、斎藤さんは咳払いをする


そして、その美しい顔に刻まれた眉間のシワ。




まずい。

斎藤さんの変なスイッチを入れてしまったのかもしれない。




ビクっと後ずさる私の腕をしっかり掴み、眩しいほど電気がキラキラする鏡の前に座らせる。



鏡に映るノーメイクに近い自分の顔。


この場にそぐわない自分の姿に、気後れする。




そんな私に気づいたのか、斎藤さんは優しくポンっと叩く。



「そんな不安そうな顔しないの。悪いようにはしないわよ。任せなさい」



優しく微笑みかける斎藤さん。



確かに、斎藤さんはいつも私を大変身させてくれる。




私が沈んでいるのは、そんなことじゃない。





「斎藤さんの腕は分かってますよ。ただ自分がこの場で浮いてるなって思っただけです」


「っまぁ!あなたまだ自分の良さを分かってないのね。一体あなたの周りの男達は何をしてるのかしら」