【続】恋愛のやり直し方

ビクビクする私の予想に反して立花さんは小さな声で「ありがと」と言った。



立花さんが少し元気になったのにホッと一息ついたのもつかの間、突然腰に回された腕




「た、立花さん!」



「綾の仰せの通り『美味しいもの』食わせてやる」


そしてグッと自分の方へ私の体を引き寄せた。




「美味しいものと、この体制は関係ないですよ」



密着した体をどうにか引き剥がそうともがくけど、所詮力の差は分かりきってる。



「これはもちろん、綾に逃げられないように」




「に、逃げるって…どこに連れていくつもりなんですか」



「着いてからのお楽しみ。その前に色々と準備があるから、とりあえず車に乗って」



「逃げないですって」




もがく私の腰を更に強い力で引き寄せた立花さんは「嫌だね」と艶っぽい悪魔の微笑みで囁き、密着したままの体制で、立花さんの車までつれていかれる。



このスイッチが入ったときの立花さんは、抵抗する私の様子さえ面白がるのは分かってる。





大人しくなった私に気づいた立花さんは「いい子」と微笑んだ。