「それでも、あの場で綾さんを怒鳴るとか………しちゃいけなかったし、そんな資格そもそもないです」
ガックリと肩を落として項垂れる竜くんの姿はまるで子犬のようだ。
「竜くんは心配してくれただけでしょ
?感謝してる。心配してくれる人がいるってだけで案外心強いものよ」
「綾さん………あの、ひとつだけ聞いていいですか?」
上目使いで少しおどおどした目の竜くんは、やっぱり子犬にしか見えなくて笑えてしまう
「クスっ。私で答えられることならどうぞ」
思わず撫でてしまいそうになった手は寸前で引っ込めた。
私とは逆に竜くんの顔は曇ったままだったから。
「綾さん、先生と喧嘩でもしたんですか?」
「……違うよ。喧嘩なんてしてないよ。先生は優しいもの。喧嘩になんてならないよ」
竜くんは何も知らないんだろう。
友田には何も聞いてないんだと思う。
「綾さん!」
竜くんが慌てて近くにあったティッシュを掴んだ。
そしてそれを私に握らせる。
ガックリと肩を落として項垂れる竜くんの姿はまるで子犬のようだ。
「竜くんは心配してくれただけでしょ
?感謝してる。心配してくれる人がいるってだけで案外心強いものよ」
「綾さん………あの、ひとつだけ聞いていいですか?」
上目使いで少しおどおどした目の竜くんは、やっぱり子犬にしか見えなくて笑えてしまう
「クスっ。私で答えられることならどうぞ」
思わず撫でてしまいそうになった手は寸前で引っ込めた。
私とは逆に竜くんの顔は曇ったままだったから。
「綾さん、先生と喧嘩でもしたんですか?」
「……違うよ。喧嘩なんてしてないよ。先生は優しいもの。喧嘩になんてならないよ」
竜くんは何も知らないんだろう。
友田には何も聞いてないんだと思う。
「綾さん!」
竜くんが慌てて近くにあったティッシュを掴んだ。
そしてそれを私に握らせる。

