Your smile once again

そこまで言って、言葉を切る笹原。

言いづらそうにしている。

察した私は代わりに言ってやった。

本棚に隠れるようにして、本を戻し始めた。


「死んでるのかって?……悠季から聞いた?」


「あぁ……」


「そうだよ。いない」

「そっか……」

「うん」

「今日、昼休みどこ行ってた?」


私は、驚いた。

なんで、そんなこと聞くの?

抱き締められたことを思い出してしまった。

まだ、腕の感覚が残っている。

笹原が立ち上がり、こちらに向かってくるのが分かった。


私は本を見て、気づかないふりをする。

「悠季に呼ばれて……それで……」


「それで?」

「別にっ!特になにもしなかった」