Your smile once again

「な、な、なっ、何言ってーーー」

「んー。何か流れで言っちゃった。

ごめんね、キモいよね」

「いやいや、そんなことはないですけども?!」

口調がおかしくなってしまった。

「日向、私……その……」

「うん。分かってるよ」

いや、爽やかな笑顔向けられても困る。

「返事しなくていいから。知っといて」

「あ、えと、はい……」

何て言ったらいいか、分からない。

困る。

怜音と香澄にどんな顔して会えばいいの。

「また流れで言うかもだけど」

「えぇっ」

「嘘だよ。じゃ、俺本屋寄るから、また明日」