Your smile once again

ただ、その無表情の裏に何があるのか気になって。
知りたくて。


同じクラスで。
席が前後で。
もっと興味が出た。

一つ一つ、佐々木のことを知って行くたびに、どんどん知りたくなって。

気がついたら、好きになってたんだ。

初めて佐々木の嬉しそうな笑顔を見たのは、高1のクリスマスだった。

『ありがとう、笹原』

そう言って微笑んだ佐々木を見て、俺は決めた。