Your smile once again

「こっちが、俺のクラスメイト。

佐々木」

「佐々木琴那です」

私はぺこりと頭を下げた。


「なにこの子めっちゃ可愛い‼︎‼︎」


ヤマくんが私を見て言う。


私は笹原の後ろに隠れた。


こういうのは苦手だ……。


「おいやめろよ。ヤマ。

佐々木が怖がってるだろ 」
「はははーっ!ごめんごめん」
「……」


私は黙ったまま。


「ごめんなー、こいつうるさくて。

俺、萩野泰晴。よろしく。

このチビが、山口博音」


デカ男くん……萩野くんが挨拶してくれた。


「どうも」
「桜木真人です。よろしく」


茶髪の人……桜木くん。

「内田光」


くり目……内田くん。


みんな、いい人そうだ。山口くんは少し苦手だけど。


流れで、六人で公園を出て歩き始めた。


「琴那ちゃんはぁ、彼氏とかいないの?」


山口くんは元気に尋ねてくる。