苦しくて、

苦しくて、

目をつぶることも怖くて、

家を飛び出した。


外は、暗かった。


安心した。


誰もいない。



自分だけがこの世界にいるようだった。


そうか。


ここだけが、


ここだけが、

私の居場所なんだ。