"おはよう" 発した言葉が誰に向けているのか、 自分でもわからなくなった。 あれ、聞こえてないのかな? なんて。 都合のいい考えなんて、すぐに消えた。 やっぱり私、必要とされてないんだ。 嗚呼、 私はどうしたらいい? そうつぶやこうとして出て来たのは、 かすれた息だけだった。