Your smile once again

〈side 琴那〉


私は、自販機の影に隠れて口を塞いでいた。

そうしないと、声が出てしまう。


気づいてた。

二人は、ずっと前から気づいていたんだ。


それでも私から離れなかったんだ。



どんなに辛かっただろう?



どれだけ傷つけた?



何で、分かってあげられなかったんだろう。


「……っ」


私は、何もしなくたって二人を苦しめるんだ。


二人の優しさが痛い。


私は、音を立てずにその場から離れた。





ーーーああ、私はこれからも誰かを傷つけ続けるんだ。