Your smile once again

〈side 怜音〉

「れーいねっ」


お風呂の近くの廊下で、うずくまっていると香澄が隣にきた。

「なーにへこたれてんだ」
「香澄ぃ……」


泣かないの。
そう言って香澄が私の頭を撫でた。
香澄だって涙声じゃん。


「分かってたことじゃん。

ひま……、葵が琴那の事好きなんて」

「そうだけどさぁ。
やっぱり、キツいよ……」

初めてだったんだ。

人を好きになったのは。


最初に話したのは、二年生のとき。

同じクラスになってから。


それから、だんだん好きになっていったんだ。

中3の時、振られた。

高校が同じなのは、偶然だった。



入学して。
葵は、分かりやすいから琴那の事好きなんだなって、すぐに分かった 。