「ママっっ?凛花と会えなくて淋しくなかったのっ?」

いつも、このことを聞いた。母は携帯に夢中で答えてくれなかった。

やっぱり、今回もダメだね…
自分は、そう思い、母は、携帯。自分はテレビを見て…
周りの人からには見えない壁をお互いに作っていた。

いつか、この壁が消えることを、この歳は思っていた…