季節は、春になる少し前だったと思う。






私は、お姉ちゃんに連れられて部活仲間だという先輩の家に遊びに行った。


名前はかな先輩



この春から同じ中学に通うということで、誘われた。




その人とまともに話したことはない。。。









少し不安だったが、見た目からしてショートカットの優しい感じの人らしいので仲良くなってみたいと思った。







「はじめまして、みきちゃん!」先輩は優しく微笑んだ。






「は、、、はじめましておじゃまします」私は照れながら家の中へすすんだ。





私は少し人見知りなところがある。






でも、本当に優しそうな先輩でよかった。すこし不安だった気持ちも今ではは
れわたっていた!はずなのに。。。。。







「・・・・久びり」その声の主は私からすぐに顔をそむけた。





「あ、、はい。。」曖昧に答える。







「なに?」彼女は何か言いたげにこちらを見た。




「あ、いえ」目線をそらす。私は、この人が小学校のころから苦手だった。





名前はひな。お姉ちゃんと同じで私より2年上だ。







彼女もこの春から私の先輩であり中学校では学校の顔といわれるいわゆる中3になる。





さからえないってことだ。






ひな先輩は、小学校の時から気に入らないものがあるとなんでも殴る癖?があった。





私は、いつも殴られていた。





そして、男子の前だとひとがかわり1トーン声が




高くなる人だった。ぶりっこだ。




だから、昔から苦手だ。








ひな先輩のケータイが鳴る。「またあいつじゃん。うざーい」








機嫌が一気に悪くなった。







「誰からですか?」




「彼氏」ひな先輩は即答した。









びっくりした。ひな先輩、彼氏いるんだ。










「見る?」と聞かれなにもいわずにうなずいた。










メールの内容はごく普通だった。なにがいけないんだろう?











「こいつさ、ホント暇人だしうざいんだー」





ひな先輩は私の腕を力強く殴った。










かわってないな、と心でつぶやき曖昧に返事をした。










「メールみてていいよ、私トイレ行ってくる」











ひな先輩がいった後ある程度メールを見た。

























ひな先輩が付き合ってる人ってどんな人なんだろ?メールを見ているとそんな好
奇心がわき始めていた。





























入学したら探そうと決めた。なんだか、楽しみになってきていた。