それから毎日後ろからバスケットボールが飛んできた




すっごく痛かったけど我慢できた



「ごっめんねwわざとじゃないんだ」



が、ひな先輩の口癖になった



そのたびできるだけ無表情で答えた



「大丈夫ですよ。こんなのなんともないですから」




家では、お姉ちゃんによく怒られた



「みき、もうやめなよ!ひなもひなだけどけんかうらないの」



売った覚えはない。



うられたんだよ




こういうとこは気が強くなる





正直、小学校のころから先輩たちのいじめを受けていて全然かなしくもこわくもなかった



ただ、めんどくさいだけで。。。。




相変わらず、祥先輩は電話をしてくれていた



それだけで幸せだった



こんな気持ちになれたのは本当はじめてでった




「絶対に譲れない」


この思いだけが強くなっていった