「結羽、様になってんじゃ~ん!
頑張れよ?今日今から撮影あっから
帰り迎えよるからそれまで居ろよ?な?」
壱夜は心配性。
それがあたしには愛をたまらなく感じる。
「着いたら連絡してね?
撮影がんばって♡」
おぼんを持つ手とは違うもう片方の手で
壱夜に向かってガッツポーズを見せる。
「ちょっ!ちょっとちょっと!」
悠吾くんがあたしと壱夜を交互に
見ながら言い出した。
「2人って一緒に…同棲してんのか!?」
「そうだけど~?あれ?
言ってなかったっけっか??」
壱夜が悠吾くんに言う。
「言ってねぇーよ!てか言えよ!!
後なんだよ撮影ってよー!」
あたしは入り口の立ち話はどうかと
思い席に誘導して話を聞く。
「あ~俺と神弥ファッション雑誌の
モデルになったんだよね~!」
「まじかよ!?何で言わないんだよ!」
「わり~わり~!」
壱夜と悠吾くん仲良しでしょ…
しかも壱夜軽い~

