直哉は、大学に入って知り合った一番仲の良い男友達。 気さくで明るくて、優しい。 今の彼女と付き合いが長くて、倦怠期に相談なんかもよくされてた。 今はラブラブで、彼女の話と言えば惚気ばっかり。 でも、彼女もこんなに愛されてていいななんて思ったりもした。 他愛もない話をしていると、あっという間に家に着いた。 結局玄関前まで荷物を持ってくれた直哉から荷物を受け取る。 「ごめんねほんと。ありがとう」 「いいえ、どういたしまして」