優しく微笑む蓮くんに引き寄せられるように自然に、蓮くんの隣に座った。




「それにしても、ほんと蓮さんカッコイイ」



「なんで“さん”付けなの?」



小さく笑う蓮くんに、真子が言った。





「プライベートの蓮さんを呼び捨てにしていいのは、陽菜だけだから」



「そうそう!仕事のときの蓮さんのことは“REN”って呼ぶけどね♪」



ニコニコしながら真子と佳奈が言い、ゆりえも頷く。




「そっか…。でも陽菜、呼び捨てしてくれないんだよ?」




“ひどくない?”と子犬のような顔をして尋ねる蓮くんは

誰から見ても可愛かった。