「え…」



「なんで言ってくれなかったの?!

一人で悩んで…。

あたしたちの話聞いてる時辛かったでしょ?」






どうして、こんなに。


みんなあたしに優しいんだろう。





どこかで、突き放されるかも。



そう思っていても


いざ相手の気持ちが見えなくなると怖くて。




だけどみんな、心配してくれてて。



あたしはこの人たちに囲まれてなかったら

付き合う報告はおろか、告白も出来ていなかっただろう。





「…うっ…ぇ…」



みんなが温かすぎて、やっぱりあたしは泣いてしまった。