涙が溢れた。



こんなに良い友達がいて、あたしは幸せ者。




それから真子たちに言えるかどうか相談して

真子たちにも話そう。



最終的にそう決心出来たのは、ゆりえが

“あたしも一緒に行くから”


そう言ってくれたから。




結果その日は

自分たちの世界に入りすぎて気にしていなかった、周りにいるお客さんが


泣きながら抱き合うあたしたちを不思議そうに見ていて

あたしたちは、赤面しながら静かにカフェを出たのだった。