4月21日金曜日 天気雨
今日はあいにくの雨だった(´;д;`)
でもね6人で登校してるからそんなことぜんっぜん気にならなかったよ!
今日部活動紹介があったんだー
先輩方めっちゃかっこよかったー♡
ま、あたしがバスケ部に入ることはみんな知ってるんだけどね!
そういえば、穂乃華倒れちゃって大丈夫かな。


「うおー雨だー。」
あたしの右隣には大毅、左隣には穂乃華がいる。昔から決まっている指定位置。
昔みたいに6人で歩くのなんて久しぶりだなぁやっぱこれがいいな!ふふっ
「なにニヤけてんだよ!可愛いし」
と隣にあるいている大毅。
「あんたさ!顔と言葉が一致してないっつーの!このたらし!」
あはは。
夏海の言葉きついよ苦笑
「あぁ?たらしじゃねーぞ!な!ほの!」
と穂乃華に同意を求める大毅。
「う、うん!そーだね!」
と戸惑いながらもちゃんと返す穂乃華。
あたし達の朝はこうやって始まるんだ。


「よーし。今日は部活動紹介があるから
先輩たちの姿をよーく見てくよーに!以上!ホームルーム終わり!」
今日はいよいよ部活動紹介かぁ!
うっしゃ気合入ってきたー
「ね!穂乃華!今日部活紹介だね!やったー!」
と後ろの席に座る穂乃華に話しかけたんだけどいつも白い穂乃華の顔が真っ赤に染まっていた。
「大丈夫?!穂乃華熱あるんじゃない!?」
「大丈…夫。ハァ…」
だいぶ息が荒れてるみたいだけど…
「ほんとに?辛くなったらすぐ言うんだよ?!」
「う、うん。わかった。」
「さー!廊下に並んで!たいくかんいくぞー!」
教室の外から顔を出して生徒に呼びかける先生の言葉に応えるように生徒たちが一気に廊下に並ぶ。
「ほら、穂乃華行くよ。」
「う、ん」
その一言を言い終わると同時に穂乃華の体がドサッという鈍い音を鳴らし床に倒れた。
ほ、ほのか!
「先生!玉井さんが!」
やっぱ辛かったんじゃん。
無理やりでも保健室…連れてけばよかった。あたし…
「どけよ!!」
満桜が落ち込んでいるとそんな声と共に
人混みをかき分け大毅が入ってきた。
「ほの!保健室行くぞ!」
すぐさま穂乃華をお姫様抱っこし保健室に向かった。
それを唖然と見る同級生たち。
「ねー。佐々木君と玉井さんってやっぱできてるのかなっ?!」
「だよね!私も思った!」
「ありがとの2人だと絵になるよねー」
と、大毅と穂乃華が行ったあとそんな声がヒソヒソと聞こえてきた。
そーだよね。絵になるよね。ありがとの2人だと…
初恋だからかなきつい…
って
「あ!先生!あたしも一応ついて行きます!」
こうしちゃいられない!
「おう。佐々木じゃ不安だからな。頼んだぞ」
あははσ( ̄∇ ̄;)
信じられてないし!
「はい!」
ってか大毅が穂乃華のこと好きならかてっこないし!
あは、あはは…
はぁ。ちょっと落ち着こう。


「ほの…俺お前のこと好きだわ。」
え。
あたしが立っているのは保健室の前。
こんな誰に聞かれるかもわからないところで告白っ?!

で、穂乃華の返事は…
「だから付き合ってくんない?」
「う、うん」
な、なななななんと!
こんな短時間でカップルが誕生してますよ。
とゆーか穂乃華も大毅のこと好きだったの?
……
しまった。
入るタイミングが…
今入ったらまずいよね。
んーでも今入らないと部活動紹介見れないし…
んー。んー。
ガラ
「へ。満桜!?