「だいたいなぁ…


「二時間肩もみすりゃ上等じゃね!?」


ガバッと勢いよく港が起き上がる。


「港、力入れすぎだよ。チョー痛い。…ま、でも気持ち良かったよ」


私は軽くなった腕を回してみる。


「美桜生んでから家事とかで肩がこってたんだよね」

「あんまり無理すんなよ。早死にするぞ」


「ふふっ。そりゃぁこんな素敵な旦那さん残して死ねませんね」


かぁぁぁぁっと赤くなる港の頬。