それで、私はその猫じゃらしを取り返そうと
倉林に
「返してー!」
って言ったのだ。
それで、取ろうと思って手を伸ばして取ろうとしても、
倉林たちの後ろの席に渡したりして、私を遊ぶのだ・・・
それで、もう、「ほんとに、返してー」と言うと
「はい」ってやるんだが、それをわたしが取ろうとすると
すばやく、ポイッと私の手の届かない所にやるのだ。

それで、そのバスは学校の近くで止まって
降りて、そこで解散して友達と学校までいこー!ってなって
学校まで帰ってたとき
友達が
「倉林って絶対里保のこと好きだよね」
「うんうん!」
と違う友達も共感したりして
私は「絶対違うよー。」と笑って返した

その翌日、倉林と同じクラスの友達が私の所にやってきて
「里保ー、あのね、倉林が好きだってー」と言ってきたのだ。
だから、私は「嘘でしょ?」とか言いつつ
本当かなーっておもった・・・。