夏雪冬花


この日先輩はいつもの何倍も私に対して優しかった。




私が友達と話した後にそのままテントの外に立っていると、


「そこ暑いからテントの中入ってなよ」


そう言って私の背中を押してテントの中に入れてくれた。





体育祭だから校内の車の出入りも多い。


私が歩いてる隣を車が通ったら、先輩は私を自分の方に引っ張ってくれた。




先輩がこんなにも優しいことを聊か奇妙に思った私は、きっとこんなことをしてるのは私に対してだけじゃないんだと思って、先輩のことを少しばかり観察してみた。




創先輩は心先輩のことを蹴っていた。





どうやら私に対してだけだったようだ。




心先輩、ご愁傷様です。