**side奏**
[おはよー]と圭人くんに話しかけられる。
[あ、おはよ♪]
少しは、余裕を持ててきたけどやっぱり緊張してしまう。
[今日って、一時貫目…体育だよね?]
嬉しそうに聞いてくる…体育が好きなんだなぁ。
[そうだよ!バスケだよね(笑)]
そしたら、圭人くんは笑みをこぼした。
[俺、バスケ部だったんだぁ~中学のとき。]
[そうなんだ~!上手いの?]
[いや~、どっちなんだろうね…]
スポーツも出来そう…。
やっぱり、なんでも出来るなぁ、圭人くんは。
[な~に、話してんの?]と雛乃。
[あ、えっと…。]
[雛乃だよ!よろしくね?]
[雛乃ちゃんね、よろしく。]
ズキッ
胸がいたい。どうしてだろう…。この二人のやり取りを見てるだけで胸がズキズキする。
[雛乃ちゃんと、奏ちゃんは同じ小学校出身なの?]
[そうだよ♪]
[あ、圭人くんだよね?]
[そうだよ(笑)]
勝手に二人で話が拡散していく…。

