[ほんとに、急でごめんね…!嫌だったら断ってもいいんだよ?]
心配そうに聞いてくる。
[大丈夫だよ!誘ってもらって、嬉しかったもん。]
あたしが言ったその言葉で、圭人くんの顔がみるみるうちに真っ赤になっていった。
[なら…良かった。]
あたしも、顔が熱いよ…。
[学校ではしっかり話せてなかったから、今がチャンスだと思って。]
[これからは、いっぱいはなそうね、]
そう言ったら、さっきよりもっと圭人くんの顔が赤面した。
[なんか…照れる。恥ずかしいからさ、あんま顔みないで?]
なにもかも完璧だと思っていた圭人くんが、こんなにも顔を赤らめて照れるとは…予想もつかなかった。
[携帯のアドレス聞いていい?それか…LINEのID…。]
[いーよ!!んじゃあ、アドレスで!]
[赤外線通信できる?]
[できるよ♪]
* * * * * ♪
(赤外線通信完了)
[家帰ったら、メールするねっ!]
[うん!!!]
[今日はありがとう。少しの時間でも楽しかったよ!じゃあねっ!]